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Ampeg ベースアンプ B15R 修理

世田谷区在住ミュージシャンのI様からご依頼あり。症状は「音が急に小さくなる〜復活する時もある。7年前楽器店にて中古購入」されたとのこと。

 

お預かりし外観を見ると、気遣いするほど綺麗な個体だ。この機種は、過去に他の方の修理をしたことはあるが、症状までは記憶に無いので一から勉強するつもりで調べていった。

最初に出力管(Ruby/6L6)のバイアス・出力を測定した。音はあまり良くない印象を受けた。バイアスのバランスが少々悪くなってきていて出力も下がっている。さらにエージングをしながら様子を見ている時、音が急に(徐々に)下がる症状を確認した。(不定期な症状を確認出来るのはラッキーだ!!)

 

1本のみPRE管のヒーターが暗くなったり(不定期に明るくなったり)している。回路図があれば判断は早くなるが無い為、マザー基板を取り外し、ヒーター回路パターンをチェックをした。初段・2段目はDC点火になっていることが判り素子の不良交換をした。

交換後、マザー・コントロール・AC/Inlet基板の半田全チェック〜気になる箇所の半田補修をし、総てのVol/Tone/Jackをクリーニングした。その他出力管交換・バイアス調整(バイアス抵抗追加にて)〜PRE管Gainチェック→(JJ/ECC83:2db低下)1本交換。PLホルダーの接触も悪くクリーニングした。出力管交換前は、60W/8Ω程度。グルーブチューブに交換後はしっかりと100W/8Ωを確認し、チャイナ管よりも深みと艶があり格段の出音になりI様と喜びあった!!(大袈裟の表現→本当にそうだった!!)

 

 

近年作られたアンプは、圧倒的にチャイナ管を使用しているのが現実だが、修理時にもチャイナ管を使用とは何故なんだろうと!?と思っている。(ケースバイケースにも因るが、私は喜んで使うことは滅多に無い。)

ロシア管は侮れないと再確認した修理だった!!

 

Ampeg B15R

 

 

 

author:Bちゃん, category:Amp, 15:30
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