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Selmer Clavioline(1950年代)修理

PAを長年従事されているG様よりメールでのご相談をしつつご依頼をいただく。

ヨーロッパより直接購入され「音が出っぱなし、鍵盤を押すと止まる。アンプからのノイズは無し」とのことで見るだけ見てほしいとの事で、修理受付が多く持ち込み日を1ヶ月以上ずらしていただき都下よりご来店をされた。「直るか否か判らないが、お時間をいただきチャレンジしますとお伝えした。」

 

昨年に初めて修理した個体より更に古いタイプで、鍵盤の高さも不揃いで状態は良くない。今回の一番の課題は、「キーボード本体を外し接点やBus-Bar?を磨きたい」と力が入る。(Ac=220~230v仕様)

 

これをパスしないと、鍵盤を押したときの音切れや安定した演奏は出来ず使い物にはならない。

 

暗中模索の中、キーボード本体を何とか外すことが出来た。(天にも昇る様な気持ち・・・。)次に、銅の接点板を押すハンマーチップ?が全体的に抜けてしまい、鍵盤が浮き上がってしまうので固定剤を塗布し修理。銅の接点板やBus-Barは紙やすりで磨いた。消毒もした。

Violineのセレクターは片脚破損し、曲がっている。(→後に同等の様な樹脂で接着し、ヤスリで加工し何とか修正出来た)

 

更に、Tone/SW(1~0/A/B/V/P)やVibrato~掘Ampulitudeの効き具合を確認し同様に銅板と接点を磨いた。全般接点は良くなってきた。オクターブSW(3ポジション・スライド)の切り替えが上手くできない。接点は磨いたが良くかみ合っていないようだ。

Selmer Clavioline 1950年代

Selmer Clavioline 1950年代

次は、キーボードを元に戻して電気系統のチェックをしていった。Loレンジの音程が変化はあるが定まらず、Hiレンジ及びHi音が小さい。(Midレンジ及び音はバランスが良い)。カップリングコンデンサー等々を容量チェックし交換。Vibは掛からず。他社の回路図等も参考にしながら何とか掛かるようになった。

Selmer Clavioline 1950年代

Selmer Clavioline​​ 1950年代

 

Selmer Clavioline 1950年代

その他、アンプキャビネットの底抜けや蓋のガタツキが有りボンド補修をした。エージング中にスピーカーからの出音も小さくなり、PRE管(6J5)を注文交換。

いよいよ大詰めの段階で鍵盤数箇所が戻らず手古摺ったが、コントロールパネルの歪み?を調整しオクターブ切り替えSWも良好となった。希望も有り、パワーアンプ・電源部の電解C等を総て交換し完了、引き渡しとなった。

 

今回は内容が濃かったが、Clavioline修理のコツを会得出来たことが大きい・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

author:Bちゃん, category:その他, 16:35
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